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Matthewの備忘録

忘れたときはここを見ろ。何か書いてある。

脱出成功

jailbrakeしたのではなく、久々の降雪に除雪をしていたのだが、砂利混じりの簡易舗装のため、そしてこの季節特有の湿った重い雪のため、いつもの鯨の尾のような除雪器具で軽々押し除けることが出来ず、自家用の2トントラックで踏み固めることにして、WBCの決勝放送開始に間に合わせようとしたのだが、最後のラインを終え、実家の敷地内の除雪を全て終えた爽快感も束の間、終えたトラックを戻そうとした時、大袈裟だが、地獄に落ちそうなことに気がついた。トラックの右の前後輪が雪で見えなくなっていた崖からはみ出して斜面になんとか接地して踏みとどまっていたいたのであった。

アメリカ人なら「オーマイガッド!」ドイツ人なら「ナヌー?!」とでも言うんだろうが、そんな感嘆をつくこともせず、WBCになんとか間にあわせたいがために、まずは勢いをつけて脱出を図ったが事態はより深刻になった。トラックが崖に吸い込まれるようにずれてしまった。これはマズイ(汗)。そこで雪道を走る車の必需品、通称ヘルパーを傍の倉庫から探し出し、右側の車輪にあてがった。

実はこのような状況になったのは初めてである。よく見かけたことはあったし、今は亡き実母が狭い田舎道で対向車とすれ違った直後に私も乗車していた車ごとスタックしてヘルパーやらなにやらとりだしたが脱出出来ず、実母の実家の牧場かトラクターでひきだしたのを覚えているぐらいである。岐阜の山の雪道でスピンして雪の壁に刺さったことがあるが、直ぐに脱出できた。ところが、直ぐに脱出出来ない状況でいざ自分でやってみると思いの外難しく、答えがアルゴリズムと確率密度で表せられそうな、力学、自動車工学、運転技術を駆使する、高級なパズルであるといってもよさそうである。とくに、自力で脱出できると見積もって脱出に導くのは先日選出された宇宙飛行士のコマンダー選出試験に使えるぐらいのものではないかと思う。

脱出に失敗し、タイヤが空転してトラックがもがき苦しむような音を何回もさせ、ずれたヘルパーを設定しながら崖の淵を削って状況を悪化させているのを感じつつも、へこたれずにトライしていると脱出への道がみえてきた。実家のトラックは三菱自動車製で四輪駆動、前後センターのデフをロックできるのだが、どうやら自動的にロックするようなのであてにせず、ヘルパーとタイヤの位置、滑り出すまではゆっくりタイヤ動かすように久々に使ったので左脚の脛の筋肉を痛めながらもクラッチとアクセルを慎重に操作したところ脱出できた。やったー。

二度目の爽快感もそこそこに家のテレビの前に戻るとWBCの放送開始から30分も遅れてしまったが、まだ世界一決定戦は始まっていなかった。よかった。

iphoneからWBCを見ながら書いているが、やっぱいいね。